幼いころ… とろいあいつのせいで、怒られた記憶しかない。 正直、あたしにとっては欝陶しかった。 ま、もう会わないけど。 雪が積もらない、家の屋根が集う曲がり角に差し掛かった時だった。 「!!」 少し気付くのが遅かった。 曲がってきた相手に気付かずに、進んだら… ドンッ!! おもいっきりぶつかった。 「きゃっ!!」 その場に思わず尻餅をつく。