『待ってよ、雫ちゃん…あっ……う…っ…うああぁ~!!』
勝手に転んで、勝手に泣いてる。
本当にめんどくさい。
でもほっといたら、あたしが怒られるから、一応振り返る。
『何泣いてんの!!転んだくらいでっ!!』
『痛いよぉ…』
道の真ん中で目立つのに、大声で泣くあいつ。
いつまでも付き合ってるつもりもない。
『こうちゃん、もう行くからね!!』
『待って…うぅ…』
くるっと前を向いて歩き出そうとした時。
『こら!雫!!またいじめて!!』
いつも運悪くいるお母さん。
それから、またあたしはため息をついてお母さんから説教をされるんだ。

