「嫌だよっ!!」
「うっわ!?」
自分が叫んだ声と意外と近くから聞こえてきた声に驚いて、あたしはビクッと体を震わせた。
……ん?
「いきなり大きい声出すんじゃねぇよ」
目の前にいるのは呆れているような顔をした光輝……なんだけど。
あ…れ……?
何かがおかしい。
光輝、さっきまで海外に帰るとか言ってたはずなのに……。
しかも、光輝の服装も違う気がする。
軽くパニック状態だったあたしだけど、次の光輝の言葉で状況を理解した。
「ったく…どんな夢見てたんだよ。
びっくりすんだろ」
「あ…ごめ……」
嘘……
じゃあさっきまでのは全部夢だったってこと?
光輝の海外に帰っちゃうっていうのも…全部現実じゃなかったってことだよね?

