相合い傘~俺様な彼と最悪な再会~【更新中】



「さっきよりは落ち着いた?」


「う、うん」



子供みたいに頷くあたしに光輝は少しだけ吹き出すと、頭をぽんぽんと撫でてきた。


そして、あたしのことを試すかのように顔を覗き込んでくる。


「どうする?一緒に行く?」


「は……はい」



恥ずかしいなんて関係ない。


もう一人なんてまっぴらだ。


思わず敬語になってしまったあたしに光輝は、


「……ん」



手を差し出してくる。


「え……」



その真意が分からずにじっと見つめていると、


「手だって」


「…っ……」



あっという間に右手を掴みとられてしまった。


そのままぎゅっと恋人繋ぎをされて、顔の温度が急上昇する。


そして、光輝は肝試しのコースを外れたまま海の方へ歩き出した。