「……奈留瀬……ちゃん??」
私がついた時には……もう遅かった。
そして……ユーのスマホから連絡が来て……病院に今いる。
「……え……?」
私の前に映る目を赤くした綺麗な女の人と、背の高いユーに似た男の人。
「私……友真の母なの。そして、この子が友真の兄。友斗(ユウト)」
「……奈留瀬さん?」
「は……い……っ」
「……あのさ……」
「ちょっと!!!」
病院の廊下に響く声。
声がした方を見ると……怒ったような顔をした女の子……
勢いよく私のとこまで来て……
パシンッ!!
私の頬を叩いた。
「晴海!!(ハルミ)」
「アンタのせいよ!!」
「…っ」
「アンタが!!電話なんてしたから!!友真と付き合ってるから!!!アンタは……っ死神だ!!!」