dearest〜親愛〜

夕陽がなんでそんなに悲しそうにしていたのか全くわからなかった


「まあ、対応はお前らに任すよ、勢いあるうちにさっさと次のCD作って出せよ」



「はいはい、じゃあCD制作しますよ」


「おう、そうそう、琴音とハナサカの方も頼むよ」



「琴音はともかくハナサカはライブに集中したいから当分出さないよ」


「ああ、いいよ、構わない」


そう龍さんは笑う



それからはバタバタと忙しい毎日


ハナサカのライブの構成も大分出来上がってきたし琴音は新曲を出した


俺らも新曲を立て続けに出している


売れ行きは絶好調でトップスリーには必ず入るようになった



「なあ、太陽、お前さ…」


夕陽が出来上がったばかりの新曲を聞きながら俺を見て言葉を止めた


「なんだよ?」



「いや、いいや、それより今度の新曲入る今までと違って友情がテーマなんだな」


そうラブソング中心だった俺の曲


ハナサカとか琴音はラブソング以外にも色々と歌っているけど俺たちは3枚出したシングルもデビューと一緒に出したミニアルバムもラブソングばかりだった



でも今回はラブソングではなくて友情をテーマに書きたくなって書いているうちに夕陽たちと歌いたいと思い書き上げた



まあ深い意味はないのだけど…心境の変化と言えばそうなのかもしれない


最近の俺は確かに歌う前までとは明らかに気持ちが楽になってきていたから