dearest〜親愛〜

そのまま沈黙のまま瑞穂を自宅まで送る



うちとそう遠くない瑞穂の家



家に着くとなかなか中に入ろうとしない瑞穂



「どうしたんだよ?鍵ないのか?」



「…」




答えない瑞穂の代わりにインターホンを押す



「はーい」



「太陽です、久しぶりです」



「あら太陽くん、すぐ開けるわね」



そう言い開いた玄関からおばさんが出てくる



「あ、瑞穂、こんな時間まで何してたの?」


「…」


何も言わない瑞穂



そのまま無言のままに逃げるように家に入っていく



「ごめんなさいね、瑞穂太陽くんといたの?」



「いえ、今日母さんたちのライブで、たまたまライブハウスで見かけて…」



「あの子姫たちのライブ行ってたの?」



「はい、友達と行ってたみたいで…」



「そう、最近ね、口も聞かないのよ」



そう瑞穂のお母さん歩さんは言う



「なんかあったんですか?」



「太陽くん時間いいかな?ちょっとおばさんとデートしない?」


なんて言われて花さんと歩く




「中学の時にね、友達と色々あったみたいでね、私や旦那のせいで…ほら太陽くんも感じたことない、ちょっと育った環境が特別みたいにさ?」



そう歩さんは俺を見て悲しそうに微笑む