dearest〜親愛〜

そんな親父たちを放置して事務所を後にした



「なあ、太陽俺は別にモデルやめてもいいからね」



「なんだよ急に」



「いや、顔出ししないのは俺がモデルしてるからかなって」



「そんなわけないじゃん、いつかはライブもするし、今はまだ時期じゃないだけだ」



「ならいいけど」



「それに両立させんだろ?辞めるなよモデル」



「わかったよ」


夕陽はそう言うけどなんだか悩んでるみたいだった



この時に夕陽の話しを聞いてやってればよかったのかもしれない



でも俺は夕陽の悩みなんて全く気づかなかった







「太陽太陽、あのねハナサカのライブ行ってみたい」



瑞穂が言う




「なに?瑞穂ハナサカに興味あんの?」



「いや、違うけどライブって流加さんたちのしか見たことないしどんな感じなのかなって」



「そう、わかったよ次のライブはいい席で見せてやるよ」



「やったー」


無邪気に笑う瑞穂に少し苛立ちを感じたのは何故だろう



「はぁー太陽お前な…気づけよなそろそろ」



なんて夕陽は呆れながら言う




何がなんて今は言わなくてもわかる



だってあの合宿の最終日みんなが帰ってから俺が目覚めた日から瑞穂に感じる気持ちに変化が出てきたのは本当だから