dearest〜親愛〜

意味がわからなかった


私とならって…私が居るからって…みんな勘違いしてる



「残念ですけど私と太陽はただの幼馴染みですよ、間違いなく太陽にとっては…」



「そうかもしれないね、でも今はだよ…あいつの時間を動かせるのは瑞穂しかいないって思ってるだけだよ、まあ急がなくてもいいかな、太陽のそばにいてやって、太陽から目を離さず見ててやって」



そう恋さんはにこやかに笑う



私はただ小さく頷いた




自宅に着いたらパパがいた



「おかえり」



「ただいま」



「最近瑞穂変わったな、よかったよ」



「え?」



「いい顔してるよ、やっぱり瑞穂には太陽くんが必要だったんだね、太陽くんも最近いい曲書くし…うん、やっぱり二人で居るのがいいのかな」



「それは違うよ…太陽は…」



「どうした?」



「ううん、太陽の書く曲いいよね」



「ああ、新曲楽しみだね」



「あ、合宿行くことにしたからね」


「ああ、太陽くんたちとか?」


「うん」


「楽しんできなさい」



そうパパは笑う



パパと少し話して部屋に戻った



部屋で太陽に渡された曲を聞く



切なくて胸が苦しくなる失恋ソング



どうしてもあの時の太陽の顔が思い浮かぶ



「はあー太陽はなんで今更この曲作ったんだろ」



楽譜を前にそう呟いた



太陽がわからない


ただ私は歌いたいそう思ってしまったんだ