dearest〜親愛〜

ー太陽ー



やばいよな親父たちにまんまとハメられた気がする



あの日久しぶりに夕陽と瑞穂とスタジオに集合してしまい



思わず懐かしくなって三人で歌ってしまった




それを聞いてた親父たちに言われた言葉が頭の中を未だに回る



「よお、悩める太陽くん」



夕陽は笑いながら言う




あの日の夜寝ながらも一つの曲が出来てしまった



そしてそれは消えることなく頭の中でリピートされていて結局一曲作り上げてしまった



それを夕陽に聞かせた日に言われた



「素直になれば俺は太陽と瑞穂とならいいよ」



なんて



でも決断出来ずにいた



俺は別にプロデューサーでいいって思ってたから


表舞台には立たなくていいって



でも本当は歌いたいのかもしれない



それを夕陽には見抜かれてるのかもしれない



今もし瑞穂に歌いたいと言われたら…多分俺は迷いなく決断するだろう



でもそれがどれだけ大変かそんなことわかっている



だからこそ瑞穂の言葉を止めたんだ


あの曲を聞かせた日瑞穂は間違いなく歌いたいと言いそうだった



だからそれを俺は瑞穂の言葉を止めたんだ



「別にさ深く考えずに決めれば」



そう夕陽に言われた



そう言われても簡単には決めれない