dearest〜親愛〜

あれから…5年



「パパ、ママ怒ってるよ」



「え?なんで?」



「パパが浮気したから?」



五歳になったうちの可愛い双子たち



育児は母さんや親父が言うように戦争だった



夜中に1人が泣けば続けてもう1人も泣き



寝る時間なんてないんじゃないかって心配するくらいだったが



母さんや歩さんが手伝いに来てくれて、俺もいくらか手伝いながらなんとか乗り切った



まあ、俺は親父みたいに三日で気付かないってことはなかったけどね



「浮気って、瑞穂が言ったのか?」



「ううん、姫ちゃんが言ってたよ」



「はあ?なんで?」



双子は母さんのことを姫ちゃんと呼ぶ、理由は母さんがそう刷り込みをしたから


ちなみに親父の事はちゃんとじいじと呼んでいる



なんかじいじって呼ばすのが夢だったみたい



「てか、パパ浮気ってなに?」



「浮気はね、奥さんがいるのに他の女の子とデートしたり秘密で出かけたりすることよ」



瑞穂が双子に答えながら俺を睨む



「違うからな、これは新人のプロデュースの関係で」



「はあ?それでホテル行く?普通?」



「だからこれ新も居たから、今回新がプロデューサーする予定で」



「ふーん、そう」



「マジだか、夕陽に聞けよ」



「聞きました」



「じゃあなんで?」


「バーカ、ムカついたから仕事でも内緒にされてるのはムカつく」



「ごめん、内密に進めてたから」



「夕陽に聞いたからいいよ」



そう瑞穂は笑う


夕陽はあれから事務所の社長になった