dearest〜親愛〜

ー瑞穂ー


太陽にもうステージに立たないか聞いた



だって本当に綺麗な声をしてるのにギターだってピアノだって上手いのにそれを見せないのが勿体無いと思ってしまったんだ



でも太陽は自分じゃなくても自分の作った曲たちが世界に放たれるならそれでいいんだと言った


自分の仕事が楽しいんだって顔で話す



「なんか、いつの間にか遠い存在になった気がする」


「そんなことないだろ、別に変わらず俺は俺だよ」



「うーそうだけど」



「そんなこと言ってたら夕陽なんてもう別世界のやつじゃん」



なんて太陽が言うとステージのドアが開く




「別に別世界に行った覚えはないけど?太陽そう思ってたのか?」



「いや、全く、瑞穂が遠い存在にっうから俺なんかより夕陽だろと思ってさ」


「ひどいな」


「瑞穂がな」


なんて笑う夕陽と太陽



全く正反対なのに相変わらず仲がいい



「なんか仲間はずれだ」



「じゃあ瑞穂もモデルしたら?」


夕陽が言う



「嫌だよママと比べられるからそれは嫌」



「ワガママだな、じゃあ歌うか?」



「バカじゃないの、歌わないわよ」



そう太陽を睨む