dearest〜親愛〜

まあ別にバンドだけが全てじゃないし俺は表に出るより実は裏方のが好きなんだよね


そんなことを思いながら夕陽と教室に行く



「なあ、藍田、神谷、お前らの親のライブ今日だろ?チケット余ってないの?」



これも毎回のこと



親のことは別に隠したくないから俺たちの親のことを同級生たちは知っている



「あるっちゃあるけど…今回も5枚限定、どうする?」



そう親たちが毎回5枚だけ特別にくれる



まあ理由は俺らのためらしいけどまあ詳しくは聞かない



「よし、じゃあ毎度おなじみジャンケンで決めちゃいますか?」



そう俺が言うとみんなが群がる



てか毎回毎回懲りないよなこいつら



昔は仲良くなった奴らにあげてた



でもいつの間にか親のバンド目当てなのがわかってその為だけの友達ならいらないと思い始めて以来親しい友達は作らない様になった



まあ俺には夕陽が居るから必要ない


「ちょっとあんたら毎回毎回藍田くんと神谷くんに悪いとか思わないわけ?」



なんて中原恵(なかはらめぐみ)が言う





「いやーだってなぁーなかなかチケット取れないし」


「いいよ、別に毎回5枚しかなくて悪いけどさきにするな、ほらいくよー」



なんて言いジャンケンが始まり勝者にチケットを渡してお金を受け取る