dearest〜親愛〜

こんなことならさっさと増築しとけばよかった



てか瑞穂が寮に住むのさえありえない



「無理」



「知らないよ」



「マジで無理だから」



「そう、じゃあ早く気持ち伝えて瑞穂取り戻さなきゃね、あ、その前にあの記事の説明しなきゃだね」



「あーもうなんで今?」



結婚式までまだ一週間あるのにまさかこんなに早く瑞穂が帰ってくるなんておもってもみなかった



「諦めなよ、帰ってきてるんだし」



「あーもうなんで今俺忙しいんだよ」



そう明日からも三日間あのバカのLIVEに付き合わなきゃいけない



行かなきゃあいつがどんな無茶するかわからない



だいたいあの女LIVE飛ばしすぎて終わったら毎回倒れる



それを支えて楽屋まで行くのが俺の仕事



「あーもう夕陽のバカ」



「はいはい、なんとでも言え」



「瑞穂、なんであんなに綺麗になってんだよ」



「なに今度は惚気?」



「だって一瞬目が合っただけで俺の心臓ヤバイ」



「だろうね、2年でさらに歩さんに似てきたからね」




「マジでヤバくねぇ?」



「だね、早くしなきゃ取れるよ、まあアメリカでもかなりの人気だったしね」



なんて笑う


夕陽が影で何かしてたのなんて聞かなくてもわかる



「日本でもよろしく」



「いや、無理でしょ、しかもLightの姫と同一人物ってバレてる時点で人気上がるよね」



「はあーマジで親父たちはなに考えてんだか」



遠くで楽しそうに話してる親父たちを見る



「楽しんでるだけでしょ」



「だろうな」



「あー太陽、ごめんね、太陽より先に瑞穂抱きしめて」



母さんが笑いながら言う



「マジムカつく」



「瑞穂綺麗になってたな、知ってるか瑞穂のキッチコーピー?」



「はあ?」



親父に言われて親父を見る