dearest〜親愛〜

まあ敵が誰であろうとも負ける気はない


ハナサカの人気も凄ければ琴音も愛新も今ではブレイクしてる



「はい、おっけーだいぶ慣れてきたな」



あれだけ泣きながらレコーディングしていた琴音も今ではすんなり終わる



「はい、慣れですね慣れ」



なんていう


あの頃瑞穂や夕陽が言ってたな



懐かしく思い出す



瑞穂は笑ってるかな



俺は瑞穂が笑う顔が好きだ


でも思い出されるのはあの日の夜



泣きながら無理して笑う瑞穂だった



ちゃんとした別れも言えないまま瑞穂の別れると言う返事も聞かないまま瑞穂は母さんたちと行ってしまった



それで良かったと思うのに未だに胸が締め付けられる



きっと俺はずっと瑞穂を好きで居続けるだろう



それはそれでいいかなって最近では思うんだ



俺にはやっぱり側にいるより離れた場所で想い続ける方が合っているんだきっと




さようならも言わないで別れた瑞穂をずっと想いながら俺は俺の道を歩くって決めたから



「先輩、1つだけ聞かせてください」



「なに?」



「今でも瑞穂を思ってますか?」



「ああ、変わらずずっと想い続ける」



「ならもういいです、私はそんな先輩について行きますね」


そう琴音は笑う



そんな琴音の向こう側で瑞穂も笑ってるそんな気がしたんだ