dearest〜親愛〜

黙る瑞穂


「太陽、それ本気で言ってんのか?」



静かに聞いてた夕陽が言う



「ああ、本気だよ、もうLightとしては歌えない」



「そっか、来る時が来たんだな、いつかは終わるそう思ってた、でもまさか太陽が終わらすなんて思わなかった」



悲しそうな夕陽の声に胸が痛くなる



終わりが来るときはきっとみんなが限界を感じた時だと思っていたからきっと夕陽もこんなにも早く俺が終わらすなんて思わなかったんだろう



「悪いな」


「太陽、解散は認めない、休めばいい、結論を急ぐな、無期限停止でもいいんじゃないか?」



親父が言う



「中途半端にしたくないんだ…Lightがあるせいで瑞穂や夕陽の枷になりたくないんだ」



「でもな、いつかまた再開できる時が来るかもしれないだろ」



親父がそう言う



再開…そんな日はきっとこない



俺には歌うことできないから



「太陽…」



何も言えない俺



泣き続ける瑞穂



ただ静かに俺を見つめる夕陽




沈黙を破ったのは社長だった



「Lightは無期限休止で発表する、今の状況で解散はファンにはついてけない、少しの希望を残しておきたいからね、それに納得出来ないならプロデューサーの仕事も辞めてもらうよ太陽」



「わかりました、でも復活することは二度とないです、瑞穂、夕陽、今までありがとう、ごめんな」



そう二人に伝えて俺はその場から席を立った



瑞穂はまだ泣いてる


泣かせたくない癖に泣かせてしまった



歌いたかった、ずっとLightで居たかった



あの場所は俺に歌う喜びを教えてくれた場所だから




部屋に行き流れる涙を隠すように頭を抱いた



涙なんてバレるわけには行かないから