dearest〜親愛〜

家に入りリビングに行くとみんながいた



「太陽お前」



「恋、まずは瑞穂たちと話させなきゃ」



「あ、そうだな、悪い」



詰め寄る親父を母さんが止めた



「太陽」


瑞穂の弱々しい声に気持ちが揺れる



「悪い、夕陽、瑞穂、俺はもう歌えない、違うね、歌う気がない、俺がLightを作ったくせに一番始めに逃げるのかって話だけど、やっぱり俺はプロデューサーのhikariとしてこれから先の未来を見ていきたい、だならLightとしてのkamiは終わりにしたいんだ、LIVEもした世界にも行った、親父たちには敵わないことも思い知った、これから先目指す場所がもうわからないんだ、歌いたいそう思ってた気持ちが今はもうないんだ、歌うことに親父や母さんを追いかけることに疲れたんだ、ごめん、お前らの大切な数年間を巻き込んでおいて…でもまだ間に合う、瑞穂は瑞穂の夕陽は夕陽の好きに進んで欲しい、今ならまだ間に合うから」



嘘じゃない、今ならまだ間に合う


瑞穂には瑞穂にしかない可能性が夕陽には夕陽にしかない可能性をこれから見つけて欲しいって思う気持ちに嘘はない


ただそこには俺は一緒いれないだけだ



「なんで急に?ねぇ?なんで?」



「気づいたからLIVEして見えないもの見て気づいたから」



「嘘だよ、太陽は歌うの好きなくせに」




「嘘じゃない」



瑞穂にそう否定し続ける



「なんで?」



「俺は裏方のが合ってるそう気づいたんだ、ハナサカや琴音が俺の曲たちを世界に届けてくれたらそれでいいってわかったんだ」



そう嘘を付く


本当は瑞穂と夕陽と歌いたい


世界にもっともっと俺の曲を届けたい


でも…俺には無理だからいつか終わりが来るなら今終わらせるしかないんだ自分の手で