dearest〜親愛〜

社長は納得いかない顔していた



「太陽まずは話そう夕陽も瑞穂も呼ぶから明日、いや瑞穂はすぐには戻れないかもしれないから明後日話そう」



「はい、わかりました。あいつらには話さなきゃいけない事だし、ハナサカのLIVEも明日で終わりだから」



そう社長に返事をして事務所を後にした




ヤバイな…泣きそうだ



これでいいんだって思いながら瑞穂が悲しむ顔が浮かぶ



悔しくて仕方ない



でも今の俺には失いたくないんだ小さな光でも




歌う事を辞めるなんて…作り出される曲たちを諦めるなんて俺にはできないから







翌日ハナサカのLIVEに向かっていた途中に社長から連絡が来た



「すぐに瑞穂が帰ってくるから家に来い」



「無理無理今からハナサカのLIVEだよ、終わったら帰るから」



逃げるように電話を切った



本当は先に伸ばしたかった



瑞穂の泣き顔なんて見たくないから



でも逃げてばかりじゃいれない




ハナサカのLIVEを見ながらかんがえる



本当にこれでいいのかと



医者にも言われてた



「LIVEをしなくても続ける事は出来るよ、太陽くんが無理なのは長期のLIVEだからね、数時間ならLIVEも出来る、辞める必要はないんじゃないかな」



俺の顔を見て先生は言ってくれたんだと思う



でも俺は先生に答えたんだ



「俺に合わせてメンバーやファンを苦しめたくないし悲しませたくない、俺に気を使わせたくない、LIVEが出来ないなら歌わない方がいい」



結局俺は歌う事が怖くて逃げ出したかっただけなのかもしれない