dearest〜親愛〜

それからの俺たちは駆け抜けるようにLightの名前は売れていった



CD発売すれば首位を獲得


PVは再生回で一位を取り


LIVEをすると言えばチケットは即売れ切り



親父たちまでは行けなくても確実に今はLightブームだ



それは海外でも同じで短期で海外に行ってはLIVEに出演したり


テレビや雑誌でも取り上げられることが多くなった




そして親父との約束の冬のLIVEは三日間と言うし短い時間にも関わらずチケットは即座に売れてしまい


オークションではかなりの額で転売されてしまった




そしてLIVEは大成功で無事に終わり気づけば季節は春になっていて



瑞穂も無事に高校を卒業した



そのおかげで仕事への時間も増え大学との両立をしながら俺たちは世界も認めるアーティストとして活躍するようになっていた





「ああ、太陽たちがどんどん有名になっていくな」



未だに俺たちに抜かされることなく人気物の親父が笑いながら言う



「あのな、それ以上に有名なあなたには言われたくないです」



「このままいけばあと一年弱で俺ら抜くだろ、今でさえ、Lightの話題は尽きないのに」



なんて笑う



抜かせるもんなら抜かしたいが一度勝負に出て負けてる



同じ日にアルバムを発売したものの親父たちを抜かすことは叶わなくて



はじめて負けた悔しさを知った



「いつでも勝負受けるからね」


母さんもにこやかに言う



この二人に勝つのは多分一生無理な気がする



だって勝負挑んだら本気でぶつかってくるからな



「じゃあ手加減してくださいよ」



「え?いいの?それで勝っても楽しくないでしょう」



なんて言いやがる



マジで勝てる日なんて来るんだろうか


今だに小さなLIVEハウスでもLIVEしてファンに最高な信頼を受けてるこの人たちに



最近この両親が引退しなきゃ勝てないんじゃないかとも思い始めてきた