dearest〜親愛〜

やっぱり太陽はすごい



私にはカイリにああは言えないから



戻ってきたカイリは練習を一生懸命していた



「瑞穂、悪いな、嫌な役やらせて」



「大丈夫だよ、なにがなんでも成功させたいしね」



そう太陽に言う



太陽がこの企画を考えてやる意味をママにあの日聞いたから



なんでショーとLIVEなのか不思議で仕方なかったそれをママに聞いたら



ママが言ったんだ



「太陽は誰もしたことない事をしたいのよ、それにね、太陽は恋さんに認めらあれたいんだよ、自分のやってることは間違いじゃないって、いつも、周りから比べられて、両親は凄いって、でも太陽は一度も二人に文句言わなかった、自分はそこに生まれたから仕方ないって、ならそう言ってる奴らを見返してやるしかないって、だからプロデュースに関しても人一倍頑張る、恋さんに負けないためにね」



あの言葉にどんな意味があるのかはわからない


太陽はもしかしたら私以上に二人の息子で居ることに苦しんできたのかもしれない



だからこそ恋さんは太陽から目を離せないのかもしれない



いつか太陽が壊れてしまうそうどこかで思ってるのかもしれない



今の私に出来ることは太陽を見ていることだけだ



彼の力になれるならやれることをするしかない



だから例え嫌な役でも太陽の気持ちに比べれば全然たいしたことないって思えるんだ




「太陽、絶対成功させようね」



「ああ、絶対な」



そう笑う太陽に私も笑顔で返した