dearest〜親愛〜

私は流加さんを見つめる



「あら気づかない?近くにいるじゃない?つき離さずにさ言ってみたら?助けてって素直にさ」



なんて言われた



思い浮かんだのは幼い頃に思っていた思いと言われた言葉




あれはまだ小学生の頃



からかわれていた私を助けていってくれた彼の言葉



「瑞穂を泣かすな泣かせたら僕が許さない」



「瑞穂を守るのは僕の役目なんだ」



忘れていた言葉




「太陽…」



「そう、太陽に夕陽、彼らはあなたを待ってるわよ」



「え?」



「素直になるのをね」



なんて笑う流加さん



忘れていた



太陽も夕陽もいつも側で守ってくれていた



そして私はそんな太陽に恋心を抱いていた



ただ友達とうまく行かず太陽たちといることまで文句を言われていていつしか二人からも離れた



それがいいと思い込もうとしてたから




何故だろう涙が流れ出した



「瑞穂、気づいたなら遅くない、今からでもまにあうんじゃない?あいつらはお前の大切な幼馴染みだろ?」



恋さんが来て優しく頭を撫でる



大きな手に安心してさらに涙が流れる



「恋さん、流加ちゃん、笑いながらうちの子を泣かせないでもらえますか?」



「いや、明違うから、泣かしたのは流加だ」



なんてパパが来て話してる



なんで私は忘れてたんだろう



「瑞穂、なんかあればいつでもみんなを頼れ、お前の為ならみんなが力を貸してくれるさ、だってお前は俺らの大切な娘なんだから」



優しく笑うパパに私は抱きつき泣いた



久しぶりに声を出して泣く私をパパは優しく包んでくれた



「さあ、帰るか、瑞穂、答えはすぐじゃなくていい、ゆっくり変わればいいんだ」




そう笑うパパに小さく頷いた