dearest〜親愛〜

そんな愛を私は抱きしめた



「瑞穂、私ね彼に守られたの、でも出来ることなら一人にしてほしくなかった、ずっとずっと一緒に居たかった、でも…だから…」



「あの歌詞は彼の言った最後の言葉なんでしょう?歌い続けて欲しいって彼の望みなんでしょ?愛、彼との約束叶えなきゃね、愛は一人じゃないよ、私も繭もそれに新もいるよ」



「そうだよね、あまりにも重なって、PVがあの頃と重なって、でもね、もう迷わないし私はちゃんと進みたいの、だから…だから」



「うん、幸せにならなきゃ、三曲目のこの曲はそんな気持ちが込められてるんでしょう?」



愛は頷く



わかるよ、だって今流れてる曲は本当に前向きで彼を忘れずに一緒に生き続ける、でもちゃんと自分の幸せも手に入れる


見えないけど彼は私の側にいる



だからきっと私が笑う姿を笑って見てる



そんな歌詞が並んでる



「だからね、新と前を向いていきたい、そう感じたからこの詩を書いたの」



「うん、ちゃんと伝わるよ、いいんだよ忘れなくて」



愛は指輪を撫でる



「瑞穂、私やる」



「おう、頑張れ」



涙を拭いて化粧を直して撮り直しだした