dearest〜親愛〜

そして三曲目



愛はなぜかすごく切なそうな顔をして臨んでいた



愛の表情の意味がわからなくて




結局前向きさが足りないとダメ出しをされ続けた愛は泣いてしまった




「泣くなよな」



「ごめんなさい、だって…なんか思い出して」




「え?」



「全く同じなんです、私と彼は幼馴染みだった、喧嘩ばかりで、でも気づけば好きになってて、初めて彼から言われた好きって言葉今でも覚えてて、本当に大好きで、二人でいれるならもう何もいらないって思ってました、ずっと二人で居るって信じてた…」



そう愛は辛そうに笑う





「マジかよ、俺はお前の歌詞のように考えてたら幼馴染みがしっくりきたからそうしただけなんだよ、じゃあまさか…」



太陽は驚いたように言う



「うん、そうだよ、あの日は寒い雪の降る日だったいつもと変わらず一緒に帰ってた帰り道でスリップした車が…私たちに突っ込んで来て…涼平が私を突き飛ばして私は雪の上に転げて怪我もなくてでも涼平は直撃して…慌てて涼平に駆け寄ったの…」



愛はそこまで話して話せないくらい泣き出した




「二曲目な瑞穂が言ったんだ曲聞きながら悩んでたら瑞穂が…雪の中でって彼氏は突っ込んでくる車から彼女を突き飛ばして守った、雪だから突き飛ばしても衝撃は少ないって、そうやって彼氏は彼女を守ったんだってそんな気がするって」



「瑞穂、そうなんだよ、あ、ありがとう」



愛は泣きながら私をしっかり見て言う