dearest〜親愛〜

そして走りながら聞こえた野次馬の声



「じゃああれがRNH☆Rの息子だよな」



「絶対敵に回したくないな」


「噂まじみたいだし」


「てか、あいつら大学居れるのかな」



なんて聞こえたけど無視だ



今は瑞穂を探さなきゃ




こんな野郎共ばかりの楽園に一人になんでできないから



「瑞穂」



「太陽、またやっちゃった」



「大丈夫脅しといたから、ここなんか聞いた事あると思ったら志歩姉の大学だったわ、成績優秀で入学から卒業まで首位だったから前の理事長に気に入られて卒業と同時に理事長しだしたんだよね」



そう志歩姉は優秀すぎて理事長に気に入られて理事長を引き継ぐことになったらしい





まああの人の事だから驚きはしなかったけど



それより今は愛と新だよな



「あの…」


そう声をかけられて振り返るとさっきの女たちの後ろに居た女が居た



「なに?」



警戒しながら俺は彼女に聞く



「愛の指輪、多分大学の3階、多分あそこのトイレにあると思います、彼女らが笑いながらトイレのゴミ箱に捨ててたので」



そう校舎をさして言う



「それ言いに来たの?」



「はい、私愛に愛ちゃんに助けられて、でもそのせいで愛ちゃん苦しめてて、愛ちゃんが彼女たちと居るのは私のせいで、本当は前の愛ちゃんに戻って欲しくて、出会った頃の愛ちゃんに…」


彼女は消え入りそうな声で言う