dearest〜親愛〜

太陽は明らかに機嫌が悪い



「いい子だろ」



「爽やかすぎで逆に怖いわ」



「まあまあ、そんなに疑うなよ」



なんて社長は言う



「瑞穂は関わるなよあいつとは」



「うん、多分会うことないし大丈夫だよ」



そう太陽に伝える



「はぁーもうマジでなんかめんどくさくなってきた」



「ダメだよ仕事だし、やらなきゃ」



そう太陽に言いながら私は多分自分に言い聞かせていた



それから太陽と家に帰る



家に帰ってから太陽は彼に預かったデーターをパソコンに入れて聴き始める



仕事の邪魔になるから私は席を外した




夜中になっても部屋に来ない太陽を見にスタジオに行くと歌声が聞こえる




間違いない彼女が書いた詞をつけて太陽が歌ってた



だって太陽の手にはあのノートがしっかり握られていてそれを目で追いながら歌っていたから




なんだか怖くなった




彼女は確かに綺麗だったし、多分メイクを変えればきっともっと綺麗だと思えた


それに太陽の言葉を聞き照れながら笑う彼女がすごく綺麗に見えて怖かった


太陽が彼女の詞を歌にしてるだけで嫌になり逃げるように太陽の部屋に行きベッドに潜り込んだ




結局太陽はなかなか来なくて私は不安を抱いたまま眠った





それでも太陽が部屋に来ることはなくてなんだか虚しくなって泣きながら私はいつの間にか寝てしまった