dearest〜親愛〜

瑞穂は顔を上げて俺を見る



「え?」



「瑞穂に知らないうちに恋してた、俺が書く最近の曲は瑞穂、全部お前を思って書いてんだよ」




「うそ…」



「急に言われても困るよな」



瑞穂の目に涙が溜まっていく



泣かせたいわけじゃない



笑った顔を見たいだけなんだ



夕陽に笑ってるように俺に笑いかけて欲しいだけなんだ




「違うの、私、私も太陽が好きなの」



「え?」



思いもよらない瑞穂の言葉



「だから悩んでたの、太陽の書く曲が最近甘くて、恋してるのわかって、不安で怖くて…私には振り向いてもらえないって…思ってたから」




「バーカ、俺はお前が好きなんだよ」



瑞穂に言い抱きしめる




「太陽、本当に?」



「ああ、瑞穂好きだよ」



「私も太陽が好き」



そう言いながら泣く瑞穂を強く抱きしめる



「泣くなよ、俺は笑ってる瑞穂が好きなんだからさ」



「うん、わかってるよ、でも嬉しくて」



「悪かったな、一緒に帰れないって言われた日にお前と夕陽みて俺さヤキモチ妬いてたみいで、イライラしてさ、ハナサカの曲も書かなきゃいけなくて、でも書けなくて…瑞穂にも会えなくてさ…」



「ううん、大丈夫だよ、あの日ね夕陽に気持ち話して色々聞いてくれてたの、前の日に恵先輩たちに話したからそれを夕陽は聞いてたみたいで」




「そっか、悪かったな」



「うん、ねぇ太陽」



「なに?」



「彼女にしてくれる?」



瑞穂が上目遣いで聞いてくる