dearest〜親愛〜

母さんは呆れながらスタジオを出て行く



そのまま一週間スタジオにこもる



「太陽、いい加減にしな」



ついに見かねた親父が入ってきて言う



「書けねぇ」



「何があったんだよ」



「瑞穂が…俺には言えないくせに夕陽には言えるんだよあいつ…仲良く話しながら笑ってた、俺には大丈夫って…」



「なんだよ、ヤキモチかよ」



「はあ?」



「気づいてないとかバカか」



「何がだよ」



「好きすぎてヤバいんだろう、だから瑞穂ちゃんが自分じゃなくて夕陽を頼ったのが嫌なんだろ」



そう親父に言われた



確かに瑞穂を好きになってるのは気づいてた



でもこれかその感情が強いから起こることだとは気づいてなかった



「さっさと気持ちぶつけてこいよ、じゃなきゃ書けそうにないしな」



なんて親父は笑う



「それにな、瑞穂ちゃんが夕陽と話してたのはもしかしたらお前のこと悩んでたからじゃねぇーの?だからお前には話せなかったとも考えれるな」



なんてさらに笑う



そうか気持ち伝えて瑞穂とちゃんと話さなきゃ多分書けない



それに…きっと瑞穂がよそを向くのが怖かったんだ遥みたいに瑞穂まで夕陽を好きだって言われるのが