dearest〜親愛〜

あれは数週間前



「太陽の曲ってわかりやすいよな」



「はあ?なにが?」



「前はさ遥を思いながら書いてたんだろ?まあ思いながらってか遥への気持ちを整理するために書いてたんだろ?それに琴音やハナサカの曲はさあいつらの関係性や周りの関係性やお前の気持ちを書いてんだろ?なんかわかるんだよな聞けば聞くほどそうだってさ」



なんて夕陽は笑う



前は確かに違うと誤魔化したけど今はもう隠す必要がない



「まあな」



だからそう答えた



「で、今は瑞穂への気持ちだろ?」



そう夕陽は笑いながら言う


「なんで?」



「書く曲が切ないけど甘くなってるしかも片思いの曲になのに何故か暖かい前は届かない感じが多かった、見てるだけのが多かったくせに今は片思いを楽しんでる自信に満ちた曲が多いんだよ」



なんて笑われる



まさか曲にそんな感情が入っていたなんて気づきもしなかった




「マジか」



「ああ、まあ太陽らしいけど、全ての曲にってわけじゃないし、太陽が言ってたように全く違う感じの曲もあるから太陽を知らない奴は多分気付かないだろうけどな」



なんて言われたっけ



あれから気にしながら曲を作ってはいるがやっぱりどうしても瑞穂を思い曲を作ることが多かった