dearest〜親愛〜

学校に行きながら昨日の夜のことを思い返していた



朝には母さんの機嫌も直っていた



「太陽、なんか、昨日揉めた奴らうの高校の奴らしいぞ?」



「はあ?チケットやった奴ら?」


「いや、違う女らしい、一年の、なんか親父たちが今度CMする会社の娘みたいだよ、流加さんはそれ聞いて曲作らんとか言って昨日親父たち夜中まで揉めてたわ」



そう夕陽は言う


母さんはバンドでは姫であり、その姫の命令は絶対らしいから母さんがしないと言えば中止になる



「知ってる水川亜利沙水川製菓の一人娘、でも水川社長も娘のワガママに最近困ってるらしくて、昨日もあの後迎えに来て親父たちに頭は下げたみたいだけど流加さんはブチ切れてたみたいだよ」



そう夕陽は言う



母さんがブチ切れるのは今だに見たことない


でも親父たち曰く母さんはバンドで一番怖いらしい



「まあ、俺らには関係ないか」


なんて夕陽は笑う



「まあな、てかもしかして瑞穂が昨日一緒に行ってた友達って…」



「まさかな…」


なんて夕陽と話してたけど嫌な予感しかしなかった