dearest〜親愛〜

流加さんは少し考え込んでから笑いながら言った


「本当はね、太陽にライブの楽しさを知って欲しくて、あの子の声は生で聞くのか一番伝わるのよ、だからその機会を潰して欲しくないから、まあただ太陽と同じ舞台に立ちたいだけなのもあるけどね」



確かに太陽の声はCDでもすごいけど生だともっと透き通って聞こえる


一番近くでそれを感じているからこそ流加さんは太陽の声を多くの人に生で聞いて欲しいんだろう



「そうですか、流加さん嬉しそうですね」



「まあね、夢だったから太陽と同じ舞台に立つの」



なんて嬉しそうに笑っていた



「ねえ、瑞穂ちゃん、夕陽と太陽と遥ちゃん何あるの?」


流加さんが聞いてきた



「どうしてですか?」



「夕陽があんなにもライブするのに積極的なのと太陽が頑なにライブを嫌がるのと遥ちゃんが最近元気ないのが被ってるのよね」



「え?」


「まあ、龍に聞かれたのよね、遥ちゃんが最近元気ないってさ、夕陽に聞いたら知らないとか言われたし、太陽に聞いたらなんかめっちゃ暗い顔されたし、何かあるのかなって」



「わからないです、私にはただ…」



「ただ?」


「いえ、なんでもないです、多分大丈夫ですよ、まあ忙しくて夕陽と会えてないんじゃないですかね、で、太陽はそれが自分のせいとか思ってるんじゃないですかね?」



「そうなのかな?」


そう流加さんに話す


あながち嘘ではない


ただ本当は多分あの三人は今見えない糸で変に絡まってる気がした



いや多分絡みすぎてるのは太陽の気持ちを知ってしまった夕陽だと思う