dearest〜親愛〜

それから対バンの話しはすすんでいく


今回はうちの事務所に所属するバンドや歌手みんなでライブをすると言う企画になった



企画は親父が中心で行われた



「太陽、これの構成考えて」



「俺にフルな自分でしろよな」


「いいじゃん、太陽くんはケチだね」


なんて言われて手伝わされた



親父に頼まれた仕事を終えてスタジオで曲を作る為に篭る


そこに瑞穂が来た



「ねぇ、太陽…」



「なに?」


「いいや、忙しそうだしまたにするね」



そう言い出て行こうとする


「なあ、瑞穂、瑞穂はライブ嫌じゃないのか?」



「なんで?私はライブしたいよ、ハナサカとかの見てると楽しそうだし、今回のも楽しみだもん、恋さんたちのライブ見ててあんな風にステージの真ん中でライトに照らされて歌ってみたいって思うもん」



「そっか、ならいいんだ、無理してるわけじゃないならいいんだ」



そう瑞穂に言う



まさか瑞穂がそんな風に考えていたなんて思わなかった



瑞穂はライブを嫌がる気がしていたから



目立つ事を嫌がる瑞穂が積極的になっていることに少し驚いた



「あ、でも変装はしたいかな、普通の高校生活送りたいのも本音かな、騒がれるの嫌だし」



なんて苦笑いしながら言われた