dearest〜親愛〜

それから数日後…親父たちに呼ばれて事務所に居る


「太陽、対バンしないか?」


「はあ?だから顔出しはしないってんじゃ」


「なんで?顔出ししないんだよ」



「嫌だから…てか音楽だけでまだ勝負したいんだ」


「なあ、なんでそんなにこだわるんだよ?」


「いや親父たちもそうだったんじゃねぇーの?」



「俺らは姫がまだ高校生だったし、普通の高校生活送らせたかったから」


「じゃあ俺らにも普通の高校生活送らせろよな」



「いや、ライブはしてたぞ」



「あ、確かにライブでは歌ってたよ」


「変装すれば顔バレしないだろう、姫はそうしてた」


なんて言い出す親父たち


「なんでそんなにライブさせたがるんだよ」


「なんか、お前らと勝負したいから」


「知るかよそんなの」


そう親父らに言う



「太陽、恋さんたちはお前らと一緒に演奏したいんだよ」


龍さんが笑いながら言う



「だから顔出しは」



「太陽やろうぜ」


珍しく夕陽が言う


「え?」



「俺はいいよ、変装したらわからないだろう?CMの二人もそうじゃん、気づいてるやつら少ないし、わからないなら俺はいいよ、それに俺も親父たちとやってみたい」


珍しく夕陽が言う



「私もいいよ、太陽が顔出しを嫌がる理由がわからない」



「それは…」


俺は夕陽を見る



ずっと考えてたんだ…俺が顔出しを嫌がる理由は…ただ1つ



遥のあの日言った言葉を聞いたから