dearest〜親愛〜

だから俺は答える



「まあ、確かに…みんなとは違うなって思いますけどこれが俺なんで仕方ないかなって」




「そうね、特別なわけじゃないのよね、でも周りはそうは思わない、瑞穂はそれを感じて悩んでるみたいで、でも瑞穂が気づかなきゃどうしてあげることもできなくて…難しいのよね、最近じゃ私とも旦那とも口聞かないし、家にも居なくて、夜も帰り遅くてね」




そう困り顔で言われた



「瑞穂学校で俺や夕陽無視してるんですよね、しかも俺らのこと知らないって…」



「そっかぁー私もね入学式に来ないでって、学校には来ないでって言われたのよね」



本当に悲しそうに言う歩さん



「その中学の時何があったかは知らないんですか?」



「わからないの、ただね泣きながらなんで私はお母さんの子なのって世界一ってなに?お母さんのせいで私は私はってある日泣きながら言われたのよ、あの日のあの子の顔が忘れられなくて何も言えなくなってしまったの」



多分瑞穂は瑞穂なりに苦しんでる気がした


「ごめんなさいね、こんな話し…ただねこのままじゃ瑞穂がいつか大変なことになるんじゃないかって心配で」



「いいえ、何もできなくてすいません、力になれることがあれば力になりますね」



「ありがとう、太陽くんは本当流加や恋さんに似て優しいわね」



そう穏やかに笑った歩さんの顔はやっぱりどこか悲しそうだった