『あ、英ちゃん!またお腹を蹴ったよ、この子!』
彩華と始まって、彩華のお腹に新しい命が宿って。
俺は、それでも彩華を幸せにしてやれているのかな、なんて思ってしまう。
彩華は俺の気持ちを疑わない?
もしかして俺がまだ百合を好きかも、とか思ってない?
そのことで不安にさせてない?
『ねぇ、英ちゃん?
不思議だよね、人と人って。
だってさ、出会いと別れを繰り返して、それでもこうやって最後に一緒に家族を作っていける人に出逢えるんだよ。
私……英ちゃんにとって、一緒に家族を作っていける相手になれて、本当に嬉しいんだ。
本当に幸せ。
私がね、そういう幸せを噛みしめるとね?
お腹の子も、私の幸せを感じ取ってくれるのか、いっぱいお腹を蹴るの。
そうすると、私、もっともっと幸せになるの。
家族って、嬉しいも楽しいも、幸せも一緒に倍にしていけるからいいね!』

