君が罪なら俺は罰を受け入れる







『じゃ、俺は行くんで』





櫻井さんはそう言ってチャペルの扉を開け、一人外に出ていく。







『………櫻井さん…!?』





俺はその背中に叫ぶも、その背中が振りむくことはなかった。







(おいおい……てか、この状況で二人って……)




俺は開かれたチャペルの扉が静かに閉まっていくのを見つめていた。




ただそれは静かに、そしてゆっくりと閉じていく様子に俺の背中に緊張感が走る。











ーーガチャン





重厚な造りの扉が完全に閉まる音がして、二人だけのチャペルは普段の幸せに溢れる場とは異なり、重苦しい雰囲気に包まれていた。










『小原………久しぶり、だね……』






最初にこの沈黙を破ったのは、バカ女ー……









『………あ、そうだな。久しぶり……』






俺はそう返すも、唇の端が引き攣っているのが自分でも分かった。







(てか……これはどういう状況なんだ……?)




(新郎新婦として、バカ女と櫻井さんが来館して……そんで何故、バカ女と二人きり?)










『………小原、今、困惑してるでしょ?


 元彼とヨリを戻したはずの私と二人きりになって……』