君が罪なら俺は罰を受け入れる






しかも何故か坂巻さんと打ち合わせをした後の彼はよく目を擦っている。






ただの打ち合わせ、にしてはいつも疲れきっている彼ーー










『ねぇ、なんの打ち合わせをしてんの?』








『あー。秘密。お客様とのことは部長以外には漏らさない主義なんで。』







そう言って彼はそそくさと席を離れていく。





きっとここに戻ってくる時は、いつものように目を擦っているんだろうーー










一体、なんの打ち合わせなんだろうか。




でも秘密主義過ぎる彼は何も話してくれない。








この後の打ち合わせ予定も入っていない私は整頓されたばかりの机の端から何百枚もある用紙を引っ張り出す。







もう少しでクリスマス。




クリスマスのウェディング部のイベントーー



ここで挙式したカップルを呼んで盛大にクリスマスパーティーを行うのに、招待客をリストアップし、招待状を送る作業をするのだ。










『はぁーもっと早くから始めてれば良かったなー』






隣の席には既に封筒に招待状が入れられており、住所まで丁寧にも手書きされ、切っても貼られている。



後は投函するのみ、といったところだろうか。








『てか毎日同じ仕事量をこなしているはずなのに、なんで小原はもう出来上がってんのよ……』








つくづく隣の席が出来る人間だから、あたしとのデキの違いに溜息が出る。