『………うん。』
鮫島君にはそう答えたものの、本当は自信なんてない。
英人が幸せになってくれることは心から嬉しいし、私も幸せ。
でも、英人が幸せになるってことは私の想いの行き場がなくなるってことで……
『私、大丈夫だよ。
まだ英人のこと、気になり始めてただけだから。
まだただの異性の友達に戻れるし、想いを消すことだって出来るし……』
この言葉を本当の事にしたかった。
この言葉通りに英人への想いは消して、ただの隣の席に座る異性の友達にしたかった。
嘘を本当にしたかったー………
『俺も今まで通り、英人とは友達でいたい。
それにアイツには幸せになってもらいたい、そう思ってるから。
彩華と同じ気持ちで、同じ状態だから、週明けは一緒に笑おうぜ』
鮫島君はそう言って、いつもより数倍も優しい笑みを見せてくれた。

