『英人の想いが届いて欲しい、アイツの想いを英人に聞いて欲しい。
でも、英人の恋が叶ってほしくない………そう思う自分もいるんだよな。
それで友達面してるとか、マジで笑えるよなー……』
(悲しそうな顔の裏には、彼女への想いがあったから、なんだね……)
『そ……そんなことないよ!
私は……私が鮫島君の立場だったら、今の鮫島君のようには出来ないと思うし……。
そ、それに……』
『サンキュ。
最初はさ、英人とアイツの邪魔になる存在かなとか思ってたけど。
俺と同じだよな、彩華も。
英人の事、好きなくせに、その気持ちを出さないように押し殺して、それで何事もなかったかのように英人の前で笑って。
だから……彩華に今、声をかけたんかもしれないわ、俺』
『…………鮫島君……』
『とりあえず、週明けには英人から満面の笑みをもらっても、“おめでとう”って言ってやって』

