君が罪なら俺は罰を受け入れる










『英人』





英人が私に問いかけた時、鮫島君が英人を呼んだ。




突然現れた鮫島君と目を合わせる英人、でも鮫島君はすぐに私の方に視線を向けてきた。








鮫島君の射るような、鋭い瞳に捕まった私は鮫島君から視線を逸らすことができず。



しばらく鮫島君と見つめ合った。













『鮫島?』






呼んだわりには内容が聞けないことを不思議に感じたのか、英人は鮫島君を呼ぶ。





その声につられて、鮫島君は私から視線を外し、英人と向き合った。




鮫島君の射るような、鋭い瞳から解放された私は顔を俯かせた。











『数学の松本からの伝言。


 この間の課題、提出していないのは英人だけだと。


 んで今日中に提出されない場合は補講を設けるとかって。


 しかも毎日居残りで』







鮫島君の言葉を聞いて、英人の顔はみるみるうちに青ざめていき、急いで机の中を漁り始めた。









『やっべ。適当にしかやってないけど未提出よりかは考慮の余地に入るよな』






そう言うと英人は教室を飛び出していった。