君が罪なら俺は罰を受け入れる









最初から誰か別の人を想っている人ー……




最初から私には振り向いてくれることはない人ー……




恋をしても最初から勝算がないことは分かり切っていた。










でもー………







『今度さ、同窓会やんじゃん。百合来るかなー』





そう言って、その人と会うことだけを楽しみに待つ彼を。









『百合、同窓会に来るんだって』



そう言って、その人に会えることに心底喜んでる姿とか。








『今度の同窓会で俺、ちゃんと自分の気持ちを伝えようと思う』




そう言って、その人に気持ちを伝える、最高の言葉とかを必死に考えている彼を。









『なぁ、彩華ならなんて告られたい?』




終いには私にそんなことを聞いてくる彼とかー……








その人のことでころころと表情を変える彼を。


その人の為に必死になる姿を、その人に一生懸命に恋をしている姿を。





ずっと隣で見てきて、私は彼に想わている“百合さん”が羨ましかった。