ーー「恋」って、すっごい楽しいもの。
初恋もまだな私は、友達の話を聞きながら、ずっとそう思ってきた。
だって、みんなすっごくキラキラしてて、すっごく幸せそうで、すっごく嬉しそうだったから。
(………でも、違うのかな。この人の恋は………)
『俺さ、分かってんだよね……。
もう見込みないし、諦めた方がいいって。
諦めて、忘れて、前に進んだ方がいいって、分かってんの。
けど……アイツのこと、諦めらんねーし、忘れられねー……。
俺、女並みに未練がましくてやだわー。マジ自分が自分で嫌になる』
そう言って机に突っ伏す彼ー……
そんな彼を見て、彼の恋は辛いものなんだなって伝わってきた。
それと同時に、彼がどんなにその相手の女の子を想ってるのかも伝わってきたー……
(きっと、すっごい、その女の子のことが好き、なんだな……)
『まぁ、アイツ…普通にモテるし?
百合の友達を使ってでも連絡とって、早く告っちまえよ!
上手くいく可能性はゼロ以上はあんだからよ!』
『ゼロ以上って……確率低ッ!!』

