この気持ちの名は…?

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彼と話すため来た屋上。

まだ春もはじめ。
少し肌寒く感じた。







「お久しぶりっすね」


「…そーだね。
別に2人の時くらいタメ口でいいよ」





元カレである前に小さい頃からの幼なじみ。

今更、敬語を使う仲でもない。






「んじゃあ、タメで」


彼のその言葉に私は、頷いて見せた。