「シオン様らしいですね」 そう言って私が笑うと、エーラも頷く。 「シオン様ならそう言うと思ってましたよ」 とエーラは言うと、荷物を背負って 立ち上がった。 「俺は、シオン様が決めたことならなんでもついていきますよ」 エーラのその言葉に、私はうなずいて 「私もです」 と言って微笑んだ。