私はグオンの言葉に耳を疑う。 なぜ、今この場で私を殺さない? だが、その考えは四方からの弓を引く音で 中断された。 エーラもそれに気づいたようで、私の腕を 掴んで走り出す。 エーラの命がかかっている。 誰よりも、私の側に居てくれたエーラの命が。 そこから先は、考える必要はなかった。 まだ…死ねない!