「ひっどい目にあった…」 私も上から掘り起こし、2人がやっとの事で 穴の中から抜け出した時には三人とも疲れ果て 日も暮れ始めていた。 「それはこっちの台詞だクソガキ!」 エーラの言葉にゼンが反論する。 「いいや俺の台詞だ。大体ゼンがこんな所に穴を掘るから…」 「狩りするためだろうが!」 そんなゼンの言葉で、私達は大切なことを 思い出す。 獲物、全然取れてない…!!! もうじき日も暮れるし、暗くなってからじゃ 狩りなんかできない。 ど…どうしよう、今日のご飯…