「…わ…私、すごく方向音痴みたいなので、道を教えてもらえる?」


そう聞くと、ライアは笑って



「はい、もちろん」


と言ってくれた。




一方でフェルナンは、さっきいた場所に

そのまま佇んで、真剣な表情で書類の確認を

していた。




それを放っておいて、私はライアについて


村への帰り道を歩き出した。