「あ…あぁ、引き止めて申し訳ない。」 ブリドアはそう言ってから、こちらを見ると 「基礎はあまり出来てないが、君の舞は見せ方が上手かった。そこらの役人を騙すには十分だと思う。王子を、よろしく頼みます」 と笑顔で言った。 「は…はい!ありがとうございます」 私はブリドアにそう返しながら、 驚きが隠せなかった。 まさか、舞に詳しい人にまで少しでも 褒めてもらえるなんて、思ってもみなかった。