「…王子…?」 小さなかすれた声で、男の人は呟くように 言った。 それに、シオン様は顔色を全く変えず 「え?」 と聞き返す。 「…」 そしてまた少し沈黙すると、男の人は まじまじとシオン様の姿を見てから、 急に目をうるませた。 ガタイのいい男の人が目をうるませるのを見て 私達四人は驚いて固まった。