その衝撃で、後ろによろけて倒れ込むと 右側からはシオン様、左側からはエーラが 私を支えた。 二人は私の肩をそれぞれ掴んだまま、 もう少し私を引き寄せてから、 「すみませんが、褒美などは受け取れません」 と、エーラが睨むような目つきで言い、 「彼女も私もまだまだなので」 エーラとは対象的にシオン様はにこやかに言う 「…そうか」 役人は少し不満そうな顔をしたが、 「では、次にここを通る時はもっと芸を磨いていることを期待している」 と言葉を発して、手を行け、と言う風に振った