「…あの、褒美なんて私はいりません」 そう私が言うと、役人は、 「そんな遠慮するな。しかしお前は随分と美しい。どこの出身だ?」 などと言いながら顔を近づけてきて 全く聞く耳を持たない。 さすがに距離が近すぎて私の作り笑いも 限界に達してきた頃、 ぎゅっと後ろから強い力で両肩を 引っ張られた。